【今更なんて言わせない】『バカとテストと召喚獣』が最高に面白い件&続編3期を10年以上待ち続けている私の叫び

これだけは言わせてください。 「バカテス」は、いつ見ても最高に面白い。

2010年代初頭、私たちを抱腹絶倒の渦に巻き込んだ伝説の学園コメディ『バカとテストと召喚獣』。 アニメ放送から早15年以上(!)。2025年には「アニメ化15周年記念展」が開催されたり、再放送が行われたりと、界隈が再びざわついていたのも記憶に新しいですよね。

その波に乗って……というわけではないですが、久しぶりに全話見返したところ、あまりの面白さに呼吸困難になるほど笑い、そして予想外に感動してしまったので、この熱いパトスを記事にぶつけたいと思います。

「懐かしい!」という同志の方も、「名前は知ってるけど……」という初見の方も、ぜひFクラスの教室に迷い込んだつもりで読んでいってください。

『バカとテストと召喚獣』とは?今の時代にこそ見てほしい理由

まず、未見の方のためにざっくりと紹介します。 この作品は、ファミ通文庫から刊行されていた井上堅二先生によるライトノベルが原作です。

舞台は、科学と偶然とオカルトによって開発された「試験召喚システム」を採用している文月学園。 この学園では、学力テストの点数がそのまま「召喚獣」の戦闘力になるという、残酷かつ画期的なシステムが導入されています。

  • 成績優秀なAクラス:リクライニングシートに冷暖房完備、パソコン付きの豪華教室。
  • 最底辺のFクラス:ボロいちゃぶ台に腐った畳、隙間風ビュービューの劣悪環境。

主人公の吉井明久(バカの代名詞)率いるFクラスの面々が、この理不尽な格差社会を覆すべく、上位クラスに「試験召喚戦争(通称:試召戦争)」を挑んでいく……という物語です。

「勉強=バトル」という図式がシンプルに熱いんですが、この作品の真髄はそこではありません。 全力でバカをやる彼らの青春が、とにかく眩しいんです。

【感想】ここが凄い!バカテスの3つの魅力

久しぶりに見返して改めて気づいた、この作品が唯一無二である理由を3つのポイントで語ります。

1. テンポ感が神がかっている「会話劇」と「演出」

アニメ制作はSILVER LINK.、監督は大沼心氏。このタッグが生み出す映像演出が本当に素晴らしい。 独特なカット割り、画面上に現れる文字演出、そして声優陣の演技の間(ま)。全てが完璧に噛み合っていて、漫才を見ているような心地よいテンポで話が進みます。

特に、主人公・明久(CV:下野紘さん)と悪友・雄二(CV:鈴木達央さん)の掛け合いは国宝級です。 男同士のしょうもない会話、命がけの覗き、勘違いからの暴走。 「あー、高校生の時ってこういう無駄なことに全力だったな」という(少し美化された)ノスタルジーと共に、深夜テンションのバカ騒ぎを追体験させてくれます。

個人的に大好きなのが、異端審問会(FFF団)の登場シーン。 リア充を許さない彼らの怨念めいたコーラスが流れるたびに、「来るぞ……!」と謎のワクワク感に襲われます。あの「モテる男への理不尽な制裁」こそバカテスの伝統芸ですよね。

2. キャラクター全員が「愛すべきバカ」

タイトルに「バカ」と入っているだけあって、まともな人間がほとんどいません(褒め言葉)。でも、全員が自分の信念(欲望?)に真っ直ぐで、嫌味が全くないんです。

  • 吉井明久: バカだけど、誰よりも友達思いで優しい「観察処分者」。ここぞという時に見せる男気がカッコよすぎる。
  • 姫路瑞希: 成績優秀で容姿端麗なメインヒロイン。だけど料理が致死性の毒物(王道設定だけど破壊力が違う)。
  • 島田美波: ツンデレ枠……と思いきや、明久への想いがダダ漏れなのが健気すぎて応援したくなる。ドイツ育ちで計算が苦手なところも可愛い。
  • 木下秀吉: 性別:秀吉。 もはや説明不要のレジェンド。男子トイレにも女子トイレにも入れず、専用の「秀吉トイレ」が作られるほどの存在感。正直、可愛さで言えばヒロイン勢を食っています。
  • 土屋康太(ムッツリーニ): 寡黙な変態。彼の鼻血が噴き出す音(プシューッ!)は、もはやこのアニメの効果音の一部です。

彼らが狭いボロ教室でわちゃわちゃしている日常パートだけでも、一生見ていられます。

3. ギャグの裏に隠された「教育論」と「熱いドラマ」

ただ笑えるだけじゃないのが、バカテスのズルいところ。 「勉強ができる=人間の価値」ではない、というテーマが根底に流れています。

特に心に刺さったのが、Fクラスの担任・福原先生(後に西村先生へ交代しますが)や、学園長との対話の中で見え隠れする「バカでも、点数が低くても、協力すれば天才に勝てる」というメッセージ。

戦略担当の雄二が指揮を執り、勉強はできないけど身体能力が高い美波が突撃し、ムッツリーニが隠密行動を取り、明久が囮になる。 それぞれの「得意分野」を活かして、エリート集団であるAクラスを追い詰めていく展開は、極上のスポ根アニメを見ているようなカタルシスがあります。

第2期の最終回なんて、ギャグアニメのはずなのに普通に涙腺が緩みましたからね。「なんでバカテスで泣いてるんだ俺は」と我に返るまでがセットです。

ずっと言い続けている「3期(続編)」への切実な願い

さて、ここからが本題です。 なぜ、3期が来ないのでしょうか?

原作ライトノベルは既に完結しており、全18巻(本編+短編集)という堂々たるボリュームです。 アニメは1期(2010年)、2期(2011年)、そしてOVAがありましたが、原作の最後までを描ききったわけではありません。 アニメオリジナルの展開も多かったですが、原作ファンとしては「あの後の展開」や「真のクライマックス」を映像で見たいという欲求が消えないのです。

「今更」なんてことはない!

「もう原作完結から10年以上経ってるし……」という声も聞こえてきそうです。 しかし、最近のアニメ業界を見てください!『狼と香辛料』のリメイクや、『涼宮ハルヒ』『とらドラ!』などの周年イベントの盛り上がり。 「良い作品は、時を経ても色褪せない」ことが証明されています。

2025年の15周年記念展であれだけの人が集まったということは、私と同じように「まだ待ってるぞ!」という亡霊……いえ、ファンが大勢いる証拠です。

個人的には、原作ラストの「試召戦争」を劇場版でもいいからやってほしい! 大人になった彼らを描くスピンオフでもいい! とにかく、動く明久たちにもう一度会いたいのです。

SILVER LINK.さん、KADOKAWAさん、どうか……どうかご慈悲を……!

まとめ:まだ見ていない人は人生損してる(かもしれない)

少し熱くなりすぎましたが、まとめます。

『バカとテストと召喚獣』は、笑って、笑って、ちょっぴり泣けて、また笑える、エンターテインメントの教科書のような作品です。

  • 最近、心から笑えていない人
  • 何も考えずに楽しめるアニメが見たい人
  • 「性別:秀吉」の真の意味を知りたい人

今なら配信サイトなどで一気見できる環境も整っています。 古さを感じるどころか、今の時代だからこそ、この突き抜けた明るさが心に沁みるはずです。

もし続編への署名活動があったら、私は迷わず筆を執ります。 それまでは見返しながら、いつか来る(かもしれない)「召喚」の時を待ち続けたいと思います。

「試獣召喚、サモン!」